看護師になるためには、最初の分岐点は、最初のステップとして正看護師を目指すか准看護師を目指すかに分かれます。しかし、そこから先も色々と分岐して、様々な道があります。
最終的に正看護師になることを目標にしている人でも、最初は准看護師の資格の取得から始める人も少なくありません。
また、高校を卒業してから看護師を目指すのと、中学校卒業後から看護師を目指すのとでは、たどる道も多少は違いますし、そのためにかかる費用や期間にも違いが出てきます。
どの方法が良いか悩んでいますか? 確かに道は多いかもしれませんが、それは逆に、あなたの状況にあった選択肢があるという事にもなります。まずは、自分の状況と、自分の目指すものについて考えてみましょう。
ところで、どの道を通るにしても、必ず通る道があります。それは、看護師になるための試験を受けるために、受験資格を得るための勉強です。
正看護師は国家試験、准看護師は都道府県の試験になるのですが、どちらも受験するためには、看護や医療に対する一定以上の知識と技術が求められます。看護学校は、そうした看護師としての知識と技術だけでなく、看護師としての心構えなども学ぶことのできる学校なのです。
一般の学校と比較すると、その数は多くありません。ですので、偏差値は普通の高校や大学などとそれほど変わらない場合でも、受験者が多いために受験倍率は高くなる傾向にあります。
学校がいくつもあるということは、各学校によってそれぞれタイプがあるという事であり、より高い知識を身につける事に適した学校、より実践に即した実習に強みのある学校などそれぞれです。
高等学校の普通科を卒業した場合、正看護師の国家試験を受験することができるようになるために通う学校というのは、カリキュラムの違いがあれど概ね同じような期間が必要になります。
そこで、各学校の傾向を見て、自分が進みたい方向により適した学校を選ぶ必要があります。
正看護師の資格を持っていれば、看護師としてのその後のステップアップに有利になるだけでなく、さらに勉強して保健師や助産師の資格を得る事も可能です。より多い選択肢を選ぶためには、准看護師からスタートした場合であっても、正看護師を目指した方がキャリアアップのためには良いでしょう。
正看護師の受験資格を得るためには、中学校卒業から最長で12年かかる場合もあります。自分のステップアップのためには、どのようなスタートを切るべきなのかを良く考える必要があります。